2023年、三四半世紀にわたって進化し続けてきたブルガリのアイコン「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」の誕生75周年を祝し、「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」を東京・表参道にて開催いたします。11月9日(木)から26日(日)まで一般公開されるこのエキシビションは、無限のメタモーフォシス(変容)をテーマに「セルペンティ」とアートの世界が融合することで、クリエイションの進化の新たなる一章に命を吹き込むと共にその魅力へと誘います。
古来より蛇は人類の歴史に深く根ざし、古今東西、何千年にもわたって人々の想像力をかきたて、多くの芸術家、作家、詩人にインスピレーションを与えてきました。1948年に最初の「セルペンティ」が誕生して以来、このアイコンは数十年にわたり、進化を遂げても常にオリジナルのエッセンスに忠実であり続け、あらゆる時代のスピリットを見事に解釈してきました。「セルペンティ」は、六角形のうろこのモチーフに驚きをもたらす解釈を加え、さまざまな貴重な宝石、心奪われるデザイン、クリエイティブな職人技による比類なき組み合わせで、魅惑的な形を次々と進化させてきました。今日のモダンで洗練されたスタイルまで、このアイコンは大胆な変革の象徴であり続けると共に常に新しい動きや形へ変化し続けているのです。
セルペンティ ファクトリー
ブルガリは「セルペンティ」の誕生75周年を祝し、無限の創造のインスピレーションの源として「蛇」をテーマにしたワールドワイドで芸術的な取り組みである「セルペンティ ファクトリー」を立ち上げました。ここではヘリテージコレクションやクラフツマンシップ、現代アーティストとのコラボレーションによる五感を刺激するテクノロジーを通して、過去、現在、そして未来をつなぐクリエイションから75年にわたる「セルペンティ」の進化とその魅力を紐解いていきます。
この取り組みは上海を皮切りに、ソウル、ドバイ、ミラノを巡り、今度は東京・表参道にて開催されます。この特別な機会に合わせて、現代アーティストのレフィーク・アナドール、建築家/アーティスト/デザイナーのエマニュエル・ムホー、そしてエンターテインメントの新時代を創造するstu と 日本庭園の伝統を受け継ぐ植彌加藤造園によるコラボレーションアート作品が一同に会します。
一つ目は、東京の“色”と街並みが成す複雑なレイヤーと、日本の伝統的な“仕切り”から着想を得て、色で空間を仕切る「色切/Shikiri」のコンセプトを編み出し、色を大胆に取り入れた建築、空間デザイン、アートなど多様な作品を創造し続けている建築家/アーティスト/デザイナーのエマニュエル・ムホーによるインスタレーション“100 colors no.50 “Serpenti”。 このインスタレーションでは、永遠の象徴であるセルペンティの魅力にインスパイアされた「無限の色」というコンセプトを体験することができます。細長く果てしなく続く道を辿りながら、色彩が永遠に続くかのような無限の世界へと誘い、感動を呼び起こす空間となっています。細い道に足を踏み入れると1から100までのローマ数字で表された無限の色が現れます。これは、ブランドのルーツであるローマに敬意を表して選ばれた特別なモチーフです。このインスタレーションは、100色の濃淡で347,100個のローマ数字が、100枚の大きな透明アクリルパネルに書かれ、約16mの深さまで規則的に並んでいます。その中央には切り込みがあり、来場者がインスタレーションの中を歩けるようになっています。最初の層にはローマ数字の「1」が書かれ、来場者が道を進むにつれてローマ数字の数は増え、100色のグラデーションは数字とともに変化します。ローマ数字は立体的な格子状にぴったりと並び、無限に重なり合う効果を生み出しています。
エマニュエル・ムホーは、今回の参画において次のようにコメントをよせています。
「今回のインスタレーションでは、永遠の象徴とセルペンティの魅力からインスピレーションを受け、「無限の色」というコンセプトを生み出しました。 細くて果てしなく続く道。色がどこまでも続いていくような臨場感あふれる空間になります。また、タイムレスに続くブランドの永遠の魅力を100色の数字で表現し、数字はブランドのルーツであるローマに敬意をこめてローマ数字の1~100をモチーフにしました」
二つ目は、stu x植彌加藤造園による”Sandscape Garden”。日本庭園において、石や砂で簡素に自然の美を表現
する枯山水は、静寂や永遠を感じさせる空間に、水や風、それらにより刻々と変容を重ねながら形づくられる躍動的な景色を映し出します。その枯山水をモチーフにブルガリが掲げるメタモーフォシスの移ろいと再生のシンボルである「セルペンティ」をテーマに”Sandscape Garden”は、先端技術を組み合わせることで、新しいクリエイションに挑戦しています。日本の伝統的な庭園様式である枯山水の中に、自然の法則に基づいたアルゴリズムによる球体の動きで蛇と砂紋を描きだし、静と動の融合を表現しています。このアート表現の最適な経路算出と描画経路の確定をするアルゴリズムは、蟻コロニー最適化といわれる、蟻が群れから食物までの経路を見つける際の挙動を基に開発されたものを活用しています。
千年以上にわたって時代ごとに異なる流行を取り入れて新たに創造され、変化しながら伝統として受け継がれる日本庭園と、時代ごとに革新的な技術やデザインを取り入れて進化し続けるブルガリの根底には、共に伝統技術に基づきながら、その可能性を無限に広げ、時代を超えて多くの人を惹きつける魅力があります。
この作品を通して次のようにコメントをよせています。
「枯山水には通常、日本国内の自然石を使用しますが、今回の”Sandscape Garden”にはブルガリの生まれたイタ
リアの雰囲気を取り入れたいと思いました。古代ローマでも建築材料として使用されたトラバーチンという石材を景石に用いた作庭は、170年の歴史をもつ植彌加藤造園としても初の試みです」
三つ目は、現代アーティストレフィーク・アナドールによるアートとテクノロジーの画期的な融合から生まれたインスタレーション。人口知能を活用し、2億枚もの自然の画像を読み込ませてできたアルゴリズムから生まれたマルチメディアアートになっています。メタモーフォシス(変容)のコンセプトを形態の変化としてとらえ、自然をデータへ、そしてデータを抽象的でポエティックなイメージへと変容させます。ブルガリのヘリテージコレクションや歴史あるアーカイブから激戦された「セルペンティ」のクリエイションとインスタレーションが融合し、没入感溢れる内容です。
さらにこのエキシビションでは、ブルガリの大胆な魅力とクリエイションを体現する「セルペンティ」の歴史やアーカイブコレクションをビジュアルで紹介するエントランスエリアに始まり、その素晴らしい世界観を映像で体験できるエクスペリエンスルーム、クラフツマンシップと共に「セルペンティ」のヘリテージピースから最新のハイジュエリーコレクションが並ぶ展示エリア、そしてブルガリのハイジュエリーのクリエイションに迫るドキュメンタリーフィルム「Inside The Dream」のダイジェスト版を通じてその魅力を楽しむカフェエリアなど、スペース全体がセルペンティの魅力を余すことなく構成されたつくりとなっています。
セルペンティ ハイジュエリーの新作
このエキシビションの誰もが認める絶対的な主役は、ジュエリー、ウォッチ、そしてバッグなどブルガリのアーカ
イブや最新のハイジュエリーコレクションから集められた「セルペンティ」のクリエイションでしょう。ブルガリの進化に新たな章を刻む、6つのエクスクルーシブなハイジュエリーコレクションが、ブルガリのアイコン「セル
ペンティ」誕生75周年に捧げられます。ブルガリのイタリアン アートと個性的で独創的な美意識の融合により、
時代を超越したカリスマ性を持つ作品が誕生しました。
魅惑の森の中心では、古木のささやきが葉の茂みの下で時の秘密と絡み合っています。そこには、おとぎ話の時代を超えたエッセンスを漂わせ、自然の魅惑と美の物語を紡ぐエメラルドのセルペンティ ネックレスが宿っています。ホワイトゴールドの蛇に抱かれたエメラルドは、比類のない美しさと陰謀を秘めた守護石。森の青々とした葉を思わせるその色合いは、7.15カラットのザンビア産エメラルドや29.90カラットのパヴェダイヤモンドによって強調されています。緑豊かな主人公と力強くコイル状に巻かれたデザインの”The Enchanted Emerald Serpenti Necklace”は、内なる強さと私たちの周りに存在する魅惑のシンボルです。
魅惑の森の中心には、ダイヤモンドの鱗を持つ、とらえどころのない蛇が古木の間に優雅に棲んでいます。森の秘密を守る”The Hypnotizing Diamond Serpenti Ring”は、この魔法の領域に息づく幽玄の美と別世界の神秘の証です。指に繊細に巻きつくこのリングは、丁寧にパヴェセッティングされたダイヤモンドがまばゆい陽光を受ける鱗のようにしなやかなボディを飾り、魅惑的な光のダンスを生み出します。単体でも、またお揃いのネックレスと合わせても、ブルガリのアーティスティックな技巧によって生まれ変わった自然の幽玄な美しさを呼び覚まします。
アマゾンの熱帯雨林の奥深くに隠された謎にインスパイアされた”The Amazonian Enigma Serpenti Necklace”は、緑豊かな大自然への魅惑的なオマージュです。大自然に隠された不思議を彷彿とさせる鮮やかなデザインには、エメラルドとダイヤモンドをあしらった蛇が巻きついています。ピンクゴールドに完璧にセッティングされた6.32カラットの壮麗なコロンビア産クッションエメラルドが、青々とした輝きを放ちます。並置されたクリソプレーズのエレメントが、合計7.50カラットの141個の鮮やかなファンシー エメラルドと調和しています。これとは対照的に、19.04カラットのパヴェダイヤモンドが流れるような生命力を放ちながら、まるで鱗が連なったようなイリュージョンを生み出しています。大蛇の監視の目として、2石のファンシー ルビーが輝きを放ちます。熱帯雨林の秘宝のように”The Amazonian Enigma Serpenti Necklace”は、自然の優美さを映し出しながら、未知の美しさを囁きます。
アマゾンの熱帯雨林の秘密をささやく”The Amazonian Enigma Serpenti Bracelet”は、この大自然の不朽の神秘と優美さを表現しています。アマゾンの変成の力を反映した、しなやかでスパイラルなデザインは、心を奪われるような美しさを醸し出しています。このハイジュエリーのセルペンティ ブレスレットは、光沢のあるピンクゴールドで丁寧に作られています。みずみずしい色合いで魅了している中央の3.23カラットのザンビア産クッションエメラルドを引き立てるのは、バフトップエメラルドと、クリソプレーズ、パヴェセッティングされたダイヤモンド。単独で、または魅惑的なスタイリングの一部として着用することで、アマゾンと美の器となり、熱帯雨林の神秘性が時代を超えて響き渡ります。
“The Spiga Rose Serpenti Necklace”は、神話的なセルペンティと、ブルガリ創業以来の豊かさと繁栄のシンボルである稲穂を想起させるモジュール式のスピガデザインという、ブルガリの2つの異なるシグネチャーを組み合わせています。ルベライトの輝く女性らしさに包まれたこの素晴らしい作品は、凱旋行進の際にバラの花びらを散らす古代ローマの習慣に敬意を表しています。ピンクゴールドの王冠には、5.48カラットのピンク ルベライトが、繊細なパヴェダイヤモンドに囲まれています。インター ロッキング モジュールデザインは、1980年代に発表されたハイジュエリーに端を発する革新的なブルガリのノウハウの証ともいえます。各パーツは「マイクロフュージョン」製法で鋳造され、丁寧な手仕上げが施されています。ローマの祝祭のロマンティックな壮大さに共鳴するブルガリの職人技と創意工夫の伝統は、このネックレスでも進化を続けています。
ルベライトのフェミニンな輝きを放つ”The Spiga Rose Serpenti Earrings”は2つのセルペンティの頭にペアシェイプのルベライトをあしらい、4つの印象的なバフトップ エメラルドを揺るぎない目として飾っています。これらは丁寧に手作業で仕上げられ、ブルガリの比類ないクラフツマンシップへのこだわりが反映されています。ブルガリの職人技と革新の遺産を凝縮した歴史的なエレガンスとコンテンポラリーな魅力が見事に融合しています。
「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」は、ブルガリ公式LINEにて事前予約制となり、下記QRコードからアクセスいただけます。
「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」
期間:11月9日(木)- 11月26日(日)
場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
オープン時間:11:00-20:00(最終入場19:30)
※最終日11月26日(日)は11:00-17:00(最終入場16:30)となります。
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お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100 https://www.bulgari.com/ja-jp/
*11月1日より、お問い合わせ先電話番号が 0120-030-142 へ変更となります。
提供 : ブルガリ ジャパン株式会社